修復古墳
修復古墳
修 復 古 墳
紀伊風土記の丘資料館から南西に花木園が位置する。
花木園は、生活環境保全林として整備されたもので、その中央部あたり、墳丘に芝を張った４基の古墳がある。
古墳は、標高30ｍから37mに位置し、それぞれが古墳時代後期に造られた円墳である。
斜面上方から順に前山Ｂ花木園地区１・２・４・３号墳と呼び、昭和50年（1975）度に発掘調査が実施された。
現在は、調査成果をもとに復元修復されたものである。
前山B100号墳（花木園地区１号墳）
直径12ｍ・高さ1ｍ以上の円墳。横穴式石室と竪穴式石室が確認された。
前山B102号墳（花木園地区２号墳）
東西約16ｍ南北約12ｍ・高さ2.5ｍ以上のやや変形した円墳。
過去の調査により横穴式石室と竪穴式石室の痕跡とみられるものが一部発見されている。
前山B101号墳（花木園地区３号墳）
直径約12ｍ・高さ2.5ｍ以上の円墳。
横穴式石室と竪穴式石室が確認される。
横穴式石室には須恵器や土師器・鉄製品、装身具類などが発見される。
竪穴式石室には、須恵器や土師器・鉄製品が出土。
前山B220号墳（花木園地区４号墳）
復元直径約17ｍ・高さ1m以上の円墳。
2基の横穴式石室が確認。
1号石室には、須恵器や土師器の容器類やガラス製小玉などの装身具類・鉄製品が見出。
２号石室には、ガラス製管玉・丸玉や金環・銀環などの装身具類や馬具片などの鉄製品が発見される。
修復古墳
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